Ubuntu 9.10にmozc(Google日本語入力)を入れる

誰得、という感じですが。mozcをUbuntu 9.10に入れる手順です。少しはまったので書いておきます。

mozcについて

mozcは、最近話題のGoogle 日本語入力のオープンソース版です。
おおざっぱにいうと、Google日本語入力から、Googleが開示したくない貴重なWebベース辞書データを取り除いたものです。
この文章もmozcで入力中ですが、Anthyに比べると格段に誤変換が少なくなっています。

Ubuntu 9.10?

Google日本語入力自体はLinux用のバイナリは公開されてないので、Linux環境でGoogle日本語入力を使おうと思うと、mozcを自分でビルドし、インストールする必要があります。
公開されているビルド手順では、Ubuntu 10.4ならばインストールまでやってくれるのですが、9.10ではビルドまでしかサポートされておらず、肝心のインストールは手動でやらなければなりません。

インストール手順(iBus

1. http://code.google.com/p/mozc/wiki/LinuxBuildInstructions にしたがってソースをダウンロード&ビルド。
2. mozc/src/debian/rulesのinstallのところに書いてあるiBusに絡みそうなコマンドを適当に置き換えながら実行する。
3. 一旦Ubuntuをログアウトし、ログインし直してから、メインメニューの「システム」->「設定」->「iBusの設定」を立ち上げ、「インプットメソッド」から、「日本語-Mozc」を追加し、リストの一番上に持ってくる。

以上です。

具体的なコマンドについては、めんどくさいので省略します。将来のリリースで結構変わりうるし。頑張ってください。
あと、この方法だと(自明ですが)パッケージ管理をしていないので、アップデートするときは一回インストールしたファイルをすべて削除してください。